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家のかたちが見えてきました/西野の家

建物の骨組みを組み上げていく「建て方」の作業が始まりました。

大きなクレーンで木材が運ばれ、少しずつ家のかたちが見えてきています。

現場に設置されたクレーン車と作業風景。建物の上棟に向けて重要な作業段階。
クレーン車が無事に設置され、建て方作業が進みます

クレーン車の設置も問題なく行え、予定どおり上棟(じょうとう)を迎えることができました。

建物の骨組みが完成し、屋根の頂部まで形が見えてきた上棟の様子。
屋根のかたちが完成。上棟です

屋根の下地となる部分には、強度の高い合板(野地合板)を使用しています。この上に防水材や屋根材が乗ります。

屋根のてっぺんと軒先に換気部材を設け、小屋裏にこもる湿気や熱気を逃がします。

屋根全体に敷かれた構造用合板の様子。建物の上部から見下ろした写真。
屋根全体には、耐久性と強度に優れた構造用合板を敷き詰めています。
屋根の軒先部分を下から見上げた写真。換気用の細長い開口部が見える。
屋根の端、軒先(のきさき)には換気のための部材が設置されています。
屋根の頂部に設けた棟換気開口。小屋の通気を確保するために重要な部分。
小屋根の湿気を逃がす棟換気開口の様子

構造的に必須ではないものの、安全に作業できるように足場として使える板(桁上合板)を取り付けています。

施工の安全性を高めるために取り付けた2階桁上の合板。作業中の足場にもなる。
安全性を高めるために取り付けた桁上合板

内部では、地震などの揺れに備えた構造金物(ホールダウン金物・火打ち金物など)を、図面通りに正しく取り付けているか丁寧に確認します。

柱の根本に取り付けられたホールダウン金物。地震時の揺れに備える重要な構造金物。
柱をしっかり支えるホールダウン金物
屋内から屋根裏を見上げた写真。斜めに取り付けられた火打ち金物が確認できる。
火打ち金物と呼ばれる斜めの補強材が設置されています。建物が揺れた時に、ねじれやゆがみを抑える大切な役割を果たします。

屋根がかたちになり、建物の骨組みがぐっと立ち上がってきました。

少しずつ、暮らしの輪郭が見えてくるようでわくわくします。

 

次回も、丁寧にご紹介していきますので、ぜひまたご覧ください!