1.足場の架設と敷地の有効活用
新築工事の次のステップとして、足場を設置しました。
敷地の一部には隣地との高低差をゆるやかに埋める斜めの土の部分がありました。当初はこの斜面に芝を張る計画でしたが、お施主様の「敷地を広く使いたい」というご希望を受け、ブロックによるコンクリートの土留め(垂直な壁)へ変更しました。

2.土留めは大工工事前に施工
基礎工事完了後、大工さんが現場に入るまで約2週間の余裕があったため、このタイミングで土留め工事を完了させました。
工程のすきまを有効に使いながら、段取りよく進めています。

3.床の構造と断熱施工
いよいよ大工工事がスタートしました。
まずは建物の骨組みの一部である「土台」と「大引き」を組んでいきます。
土台は、基礎の上に建物を支えるために設置する木材で、大引きは、その内側に並べて床を支えるための骨組みです。
どちらも建物の安定に欠かせない重要な部分です。
1階床部分には厚さ10cmの断熱材(押出法ポリスチレンフォーム)を敷き込みました。冷気をしっかり防ぎ、足元からの断熱効果を高めます。
この断熱材の上に防湿シートを施工し、さらに構造用合板(床を支えるためのしっかりとした板材)を貼って仕上げます。



4.雨対策も万全に
合板貼りのあと、雨による影響を防ぐために床全体をシートで養生しています。
天候に左右されがちな建築現場でも、こうした丁寧な対応で品質をしっかり守れます。

今回は、基礎完成後の足場設置や土留め施工、そして床の断熱・防湿・構造施工までの様子をご紹介しました。
少しずつ形になっていく過程を通じて、住まいづくりの工夫や丁寧な工程が伝わればうれしいです。
今後の進捗もまたブログでご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!